小学生の国語講座では、一つの教科としての「国語」だけでなく、すべての教科の土台となり、社会生活の上でも必要な、「読む」「考える」「書く」力を育成します。
言葉の吸収力が高い小学生のうちに、一生役に立つ本物の国語力を身に付けます。
毎回の授業では、「知識」「漢字」「読解」の三つの学習を行います。
授業内容
①知識
「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」「論語」「百人一首」「俳句」「日本国憲法」などを毎回一つずつ採り上げて解説します。
解説の後、その言葉に関する例文を自分で考えて書きます。
例えば、「一石二鳥」という四字熟語の回では、「自動車を使わず自転車で出かけると、健康にもよく環境にやさしく、一石二鳥だ」というような例文を、各自で考えて書きます。
「俳句」「百人一首」の回では、有名な作品の一部を穴埋めにして考えたり、他の言葉に置き換えてみたり、さまざまな方法で鑑賞します。
ただ暗記するだけでなく考えることで、「知っている」知識を「分かっている」知識にします。
②漢字
毎回漢字テストを行います。
漢字テストに出題される4つの漢字の学習が、前の週に宿題として出されます。
宿題の内容は、その漢字や熟語を書いて覚えてくることと、その漢字を使った作文を書くことです。
作文の条件は、4つの漢字を使うこと、つながりのある文章にすること、の二点です。
この漢字はどうやって使えばよいだろうと考えたり、辞書で調べたりすることで、使える知識になります。
漢字テストで書けなかった漢字は授業後に10回ずつ書いて練習し、翌週再テストを行います。
③読解
いろいろな作品を読んで、要約を書きます。
低学年は音読、高学年は黙読(必要に応じて音読の場合もあります)で文章を読みます。
読み終わったら三色ボールペンで線引きを行います。
文章の内容を、自分の言葉で簡潔に要約します。
要約したら先生が添削し、不十分なところがあれば書き直します。
作品のジャンルは、物語、伝記、ノンフィクション、子供新聞、などさまざまです。
作品を選ぶ基準は、①その生徒の能力に合っている、②面白い、③考える要素がある、の三点です。
読んだあと要約を書くことで、考えて理解しながら読む力、相手につたわるように書く力が身に付きます。
曜日・時間
月曜日~金曜日
①14:45~15:45
②16:00~17:00
③17:15~18:15
※現在、木曜日の16:00~17:00は英語の授業を行っています。