将棋教室

 

 ことのは学舎では、楽しみながらさまざまな力が身につく将棋教室を開講しています。

  駒の動かし方から手筋・高度な戦術まで丁寧に指導いたします。

  これから始めてみたい人も、腕に自信のある人も、ぜひ受講してみて下さい。ご参加お待ちしております。

 

将棋で身に付く10のコト

 

  勝つことを目指して棋力を向上させるのはもちろんですが、将棋によって身に付くのはそれだけではありません。将棋を通じて社会で生きていく上で必要なさまざまな力を身に付けることができます。

 

 

 思考力

  一手ごとに局面が変わる将棋では、筋道立てて先を読む論理的思考力が必要です。将棋で身につけた論理的思考力は、勉強はもちろん、人生のあらゆる局面で役に立ちます。

礼儀作法

 将棋は礼に始まり礼に終わります。全力で勝負してくれた対戦相手への敬意や、周りの人々への感謝の気持ちを忘れずに、今日も一局の将棋に打ち込みましょう。

集中力

 勉強は30分で飽きてしまう子供が、将棋盤の前では何時間でも集中して対局に没頭します。しかも、その間中ずっと、自分の頭を目一杯働かせています。こうした時間を持つことで、集中して長時間机に向かうことが苦でなくなり、学習習慣の定着につながります。

打たれ強さ

 将棋は毎回どちらかが負ける、きびしい勝負です。負けた時こそ成長のチャンス!自分の負けを潔く認め、敗因を冷静に振り返って次の勝利につなげることで、負けてもくじけない、強い心を作ります。

コミュニケーション力

 力に差があっても駒落ちというハンディキャップをつけることで、誰とでも真剣勝負できるのが将棋の良いところ。盤に向かえば、年齢も性別も人種も関係ありません。日常生活では決して関わりあうことがない人とでも、一局の将棋をきっかけに、心を通わせることができるのです。

向上心

 将棋に必勝法はありません。今日勝てた手で明日も勝てるとは限りません。自分が強いと思っていても、上には上がいます。明日はもっと強い自分になりたい、そんな向上心を持っている者だけが、強くなります。

決断力

 将棋に偶然はありません。自分が指した手の責任はすべて自分にあります。一度指した手はもう取り消すことはできません。そんな重い責任を背負いながら、迷いを断ち切り、思い切って自分が選んだ手にかける、将棋はそんなゲームです。

あきらめない心

 形勢に大差がつきもう勝ち目がない、そんな中でもあきらめずに最善を尽くしていると、思いがけない名手がひらめき、大逆転して勝つことがあります。人生も同じかもしれません。負けそうになってもあきらめず投げ出さず、最後まで全力を尽くす人には、勝利の女神が微笑みます。

自信

 強い人から学び、たくさん対局すれば、必ず強くなります。努力の積み重ねによって今まで勝てなかった相手にも、必ず勝てるときが来ます。自分はやればできるんだ、という経験が、大きな自信につながります。

思いやり

 つらい思いを味わったことのない人間には、他人の痛みはわかりません。勝った喜びだけでなく、負けた悔しさを知ることで、他者の気持ちに共感できる感受性が生まれます。自分が勝ってうれしいときにも、目の前にいる敗者の気持ちを思いやり、謙虚な心を忘れない。将棋を愛するあなたは、そんな素敵な大人になれるはずです。

 

 

講師紹介

尾崎哲也先生 アマチュア四段(新宿将棋センター認定)

高校生のときに埼玉県代表として高校王位戦に出場。

東洋大学将棋部OB。卒業後は、強豪ひしめく新宿将棋センターで腕を磨く。

嵐山町将棋大会5連覇など、各種棋戦での優勝経験多数。

木村一基九段、森内俊之九段、先崎学九段、藤森哲也五段など、プロ棋士との対局経験多数。

システム・エンジニア、プログラマーとしてIT企業に勤務ののち、介護福祉士の資格を取得して介護施設でも勤務した、異色の経歴を持つ。

中国語も堪能で、現在は日本語学校で留学生に日本語を教えている。

将棋を心から愛し、ひとりでも多くの子供たちに将棋の魅力を伝えたいと願っている。

 

 曜日・時間

毎週曜日

①10:30~12:00

②13:00~14:30

 

受講料

6000円(90分 月4回)

  

体験受講随時受付中

 

無料体験受講を随時受け付けております。

お気軽にお問い合わせ・お申し込み下さい。

お問い合わせフォームを御利用下さい。

おすすめの本・ウェブサイト

『ライバル おれたちの真剣勝負』

作:はまなかあき 絵:K-Suke 出版社:KADOKAWA

 

小学生の渡辺くんは、父の厳しい指導のもと、将棋のプロを目指していた。

将棋の腕はメキメキ上がり、道場の大人たちにも負けないほどに強くなったものの、自分は父親の夢を押し付けられているだけで、本当は将棋が好きではないのではないかと思いはじめる。

そんなある日、転校先の小学校で、なにごとにも自信が持てない、いじられキャラのマサブーと出会う。

オセロで下級生たちに連戦連敗のマサブー。

しかし、マサブーが高度な技を使ってわざと負けてあげていることに、渡辺くんは気付いた。

「こいつ、ただものではない!」

渡辺くんはマサブーに将棋を教え、仲良くなっていくのだが……。

ライバルとの激闘や友情、父親との葛藤を通して成長していく少年の物語。

将棋を知らない人でも楽しく読めて、自分も将棋をやってみたい、と思える物語です。

 (小学校中学年以上向け)

  

(さとし)の青春』

角川つばさ文庫

作:大崎善生 絵:YUME 出版社:KADOKAWA

 

彼がもう少し長く生きていたら、羽生善治や谷川浩司らとどれほどの名局を残していただろう?

彼がもし今生きていたら、藤井聡太とどんな将棋を指しただろう?

 

未来の名人候補として将来を嘱望されながら、29歳の若さでこの世を去った天才棋士、村山聖。

5歳の時に難病ネフローゼを患い、少年時代の大半を病院のベッドで過ごし、いつも死が身近にあった聖にとって、将棋は生きることそのものであった。

 

この本は、村山聖が6歳のときに病院で将棋を覚え、17歳でプロ入りし、29歳でA級棋士のまま夭折するまでの、短くも激しい光を放って燃えた一生を描いたドキュメンタリーです。

盤上での確かな読みと抜群のひらめきによる輝く一手、盤外でのはかなく無垢で愛嬌に満ちた人間性、村山聖は今も私たちを魅了してやみません。

いつもそばにいて将棋においても私生活においても聖を支えてきた師匠、森信夫との、師弟でありながら親子のようでもあり友達のようでもある、奇妙で美しく優しい心の交流も、この本の大きな魅力となっています。

将棋好きの人にも、そうでない人にも、ぜひ読んでもらいたい1冊です。

 (小学校高学年以上向け)

 

81道場

https://81dojo.com/

 

日本将棋連盟後援オンライン対局サイト。

21カ国語に対応し、世界中の将棋愛好家が日々熱戦を繰り広げている。

通常の対局以外にも、駒落ち、どうぶつ将棋、京都将棋など、さまざまな対局が可能。

レートによる昇級昇段制度、感想戦、チャット、他の人の対局の観戦など、将棋を楽しむための機能が充実している。

外国人との対局後に英語で感想戦を行えば、生きた英語も身に付き、一石二鳥である。

学舎長(岩部)も「hiromichi0220」(初段)というハンドルネームで時々対局しているので、見付けたら挑戦してみて下さい。

 

 

将棋放浪記

YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=9ptDHpnQeO4

 

プロ棋士藤森哲也による、オンライン対局実況サイト。

「将棋ウォーズ」でアマチュア強豪と対局しながら、指し手のねらい・意図を解説する。

さまざまな戦型や手筋の解説がとてもわかりやすく、観ているだけで強くなった気がしてすぐに実践してみたくなる。

学舎長が81道場で初段になれたのも「将棋放浪記」によるところが大きく、勝手に藤森哲也門下を名乗っている。

将棋界の裏話や著名人とのコラボ企画などもあり、将棋ファンにはたまらない魅力たっぷりのサイトです。